ようこそメノナイト教会へ
メノナイト教会は、16世紀の再洗礼派(アナバプテスト)の運動を源とするキリスト教会です。
歴史的平和教会として、主イエスの非暴力に倣い、武力ではない紛争解決・平和作りを大切にしています。
北海道には1951年、最初のメノナイト教会が誕生しました。
メノナイトとは
メノナイト教会は、16世紀のアナバプテスト(再洗礼派)運動を源とするキリスト教会です。新生児洗礼を退けて、信仰の自発的な告白に基づく「信じる者の洗礼」を重んじました。「メノナイト」という名前は、オランダでこの運動の指導者だったメノ・シモンズ(Menno Simons、1496-1561)からとられたもので、「メノーの仲間たち」という意味です。「イエス・キリストという既に据えられている土台を無視して、だれもほかの土台を据えることはできません。」(Iコリント3:11)という御言葉はメノ・シモンズのモットーでした。そこからもお分かりのように、メノナイトは素朴な教会です。北海道には1951年、アメリカから宣教師が派遣され、伝道の第一歩をしるしました。
平和教会として
メノナイト教会の最大な特徴は、ラディカルなまでの非暴力による平和の考え方・生き方と言えます。それは、主イエスが十字架の死に至るまで神に全く服従し、それにより、神が和解をもたらして下さったと信じるからです。ですから私たちは、いかなる暴力や戦争を認めません。そのために迫害に遭ったメノナイトの先駆者たちは、殉教を辞せず、敵を愛する愛に生きました。
現在、ヘブロンやコロンビヤ、北米先住民など、紛争のある地域において、メノナイトを中心にした超教派で組織するCPT(Christian Peacemakers Team キリスト者ピースメーカーズ・チーム)が、紛争の転換と複合的な解決に向けて働いています。
弟子の道
弟子の道(discipleship)とは、主イエスに従って歩むキリスト者の生活・生き方のことです。メノナイト教会は、この弟子の道をとても大切にしています。聖霊による御言葉の経験や祈り、礼拝を中心とする教会生活全体を通して、実生活の中で主イエス・キリストに従う力が与えられ、同時に、どう従っていくのか教えられます。
私たちはキリストにある真の信仰とは、喜んで神の御心を行うことであって、素朴な心で神の国、神の平和・シャロームを求めることだと信じています。それは暴力や軍事的手段に頼るのではなく、平和と正義による活動・働きをも意味します。メノナイト教会は、このことを常に意識し、身近な平和作り・関係修復・和解の務めを心がけています。